コラム

一戸建てを自分好みに!リノベーションに適した中古住宅の選び方

理想の一戸建てを手ごろな値段で手に入れるために、中古住宅をリノベーションしようと考えている方もいるかと思います。そこで、リノベーションに最適な中古住宅を選ぶ際のポイントをご紹介します。

工法から見るリノベーション向きの一戸建て

中古の一戸建て住宅の中には、工法によってリノベーションに向いているものと向いていないものがあります。例えば、中古住宅の中でも軽量鉄骨造やツーバイフォー工法で造られた家は、メーカーによって工法が違うこともあり、手軽に間取りを変更することができません。

一方、木造軸組工法で作られた住宅は壁や柱を抜くことが簡単にできるため、間取りが変更しやすいという特徴があります。施工にかかるコストも軽量鉄骨造に比べて安く済むので、木造軸組工法で作られた住宅は、特に間取りを大きく変更したいリノベーションに向いていると言えます。

軽量鉄骨造やツーバイフォー工法も、一概にリノベーションに向いていないとは言えませんが、コストが思ったよりもかかってしまったりするので注意が必要です。

購入の際の注意点

中古住宅を買う際には、まず築年数を確認しておきましょう。築年数が古く、修繕をほとんど行っていない住宅は修繕する箇所も多くなるので、その分費用も大きくかかる恐れがあります。また、築年数が経ちすぎていると耐震設計が十分ではない可能性があり、耐震リフォームを必要とする場合もあります。

さらに中古物件を居抜き状態で内見するときは、隠れて見えない場所に注意しましょう。一見すると不備が見当たらない建物でも、ふたを開けてみると劣化がひどくなっていて、修繕費用がかさむということもあります。目に見えない部分に問題を抱えている場合があるので、まずは築年数と手入れの状態について細かく確認しましょう。

自分の目で確認することが重要

中古住宅を購入の際には、ある程度の知識を持って自分の目で確かめることも重要です。どの部分に劣化が起きていて修繕にどのくらいの費用がかかるのか、自分の理想とする住宅にはいくらくらいかかるのかを判断します。

まず、外壁や基礎の腐食の状態を確かめましょう。この部分は住宅の大本の部分ですので、大きな劣化が起きていた場合は残念ながらリノベーションに向いている住宅とは言えません。例えば、小さなヒビが外壁についていた場合は外壁塗装などによって容易に直せますが、大きなヒビがある場合は構造自体の劣化や欠陥住宅、歪み、基礎の沈下など、あらゆる事態を想定する必要があります。

家の中の窓サッシやドアの歪み、カビや雨漏りの有無も確認しておきましょう。窓をリフォームするとなると数も多く費用がかかりますし、屋根や外壁が原因の雨漏りが発生していると、修繕にコストがかかりすぎてしまうことがあります。また、カビについては臭いで判断できることがあります。目で見るだけではなく、臭いや床に立った感覚などでチェックするようにしましょう。

リノベーションをした時に費用がかかりすぎないように、上記を念頭に置いて購入を考えるとよいでしょう。

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