フェンスや庭木を活用する、庭の目隠し方法
庭を目隠しする方法は、思いの外たくさんあります。フェンスや植物をうまく利用すれば、目隠しだけでなく、庭を素敵に見せるインテリアとして活用することも可能です。
庭や自宅の雰囲気にあった目隠し方法を探してみましょう。
樹木で庭を目隠しする方法
庭の目隠しとして第一候補に挙がるのが、植物を植える方法です。
庭に樹木などを植えるだけですから、大掛かりな工事も必要ありません。樹木が成長して道にはみ出したり、近所の迷惑になったりしないかが不安な方は、レモンや月桂樹といった鉢植えを並べるだけでも十分です。自然な雰囲気のまま視線対策ができるため、おすすめです。
ただし、広葉樹を植えると冬場は枯れ木になってしまいますし、針葉樹でも高い位置に葉が茂るタイプのものは視線遮断ができないので注意が必要です。害虫が発生しないかも含めて検討しましょう。
フェンスを使って庭を目隠しする方法
木々を植えたくない方や、庭をしっかりと目隠したい方にはリフォームでフェンスを設置する方法がおすすめです。
フェンスは種類が豊富ですから、目的に合ったものが見つかるはずです。
たとえば、自然な雰囲気を出したいのであれば、天然木や木目がプリントされたウッドフェンスを選ぶとよいでしょう。ウッドフェンスは色合いや模様も豊富で、ナチュラルな雰囲気を演出することができます。アルミや樹脂で作られているので強度も問題ありませんし、小まめなメンテナンスも必要ありません。高さや横板の隙間などを調節して、目隠ししたい場所に設置しましょう。あたたかみや庭との統一感を出したいときにおすすめの目隠し方法です。
また、和風の庭には、人工竹垣を使ったフェンスがよいでしょう。人工竹垣とは、塩化ビニル樹脂製の人工竹を本来の竹と同じように組み上げて作る垣根型のフェンスです。腐敗の心配などがない上に、伝統的な日本邸宅の庭にもよく合います。
庭の特定の部分を目隠しする方法
庭の特定部分の視線対策をしたい場合は、それぞれの状況にあった目隠しを考えていく必要があります。たとえば、近隣の高い建物からの視線対策をしたい場合は「目隠しパネル」を設置する方法があります。目隠しパネルとは光を通すパネルのことで、テラス屋根と組み合わせて庭の上部を覆います。太陽光を取り入れながら視線対策できるのが特徴です。
また、庭の上部ではなく、ある特定の部分や方向から見られたくないのであれば「角柱」を設置しましょう。等間隔に角柱を並べることで、視線を遮ります。開放感があり、スタイリッシュなインテリアとしても活躍します。
夜間など特定の時間に視線対策したいのであれば「シェード」を活用しましょう。シェードとは、屋根などからカーテンを垂らす目隠し方法で、目隠しが不要なときは巻き上げて収納しておくことができます。
庭の視線対策には、樹木やフェンスを活用する方法以外にも、特定の場所からの視線対策ができるパネルや角柱、シェードを使う方法があります。庭の雰囲気と相談しながら、最適な目隠し方法を選ぶようにしましょう。