おしゃれで温もりのある、北欧風キッチンのアイデア
室内で過ごす時間が長い北欧には、古くから暮らしに心地よさをもたらすアイデアがたくさんあります。特に実用的でありながら美しい、デザイン性に優れた北欧風キッチンが注目を集めています。
ポイントを押さえて、憧れの北欧風キッチンを目指しましょう。
北欧の空気を感じさせるキッチンに
北欧のキッチンは、木のナチュラルな風合いを上手に取り入れています。日本で北欧のキッチンを再現する場合、まずはフローリング床や壁など視界の大部分を占める部分に、明るい色調の木材を用いたりホワイト系の塗装を施したりすることで、北欧的な色彩の基礎を作ります。そして、戸棚や引き出しを白基調の色で統一すれば、あたたかみと清潔感を兼ね備えた北欧らしいキッチンを作ることができます。金属基調の質感は北欧のイメージにあまり合わないため、控えた方がよいでしょう。
また、淡いブルーグレーや落ち着いたグリーン系のカラーを上手く取り入れると、アンティークの風合いが加わります。これらの色彩を水場やコンロまわりのタイル、レンガなどにアクセントとして取り入れることで、キッチンの雰囲気が引き締まるでしょう。
そして、一日数時間しか日照時間のない時期がある北欧の人は、照明器具を楽しむ意識も高いと言えます。照明にも一工夫できると、北欧の雰囲気をより感じられるキッチンになります。個性的なデザインのものをポイント照明として使用したり、窓辺にガラスの小さなキャンドルスタンドを置いたりする方法が取り入れやすいでしょう。
木製のボウルやカッティングボードを見せる収納として配置したり、衛生面に配慮しながら小さな観葉植物を置いたりするのもおすすめです。
北欧風のキッチンインテリア
北欧風インテリアの魅力には、カラフルでデザイン性に優れたファブリック(布)使いも影響しています。最近は、日本国内でも数多くの北欧ブランド製品が入手しやすくなってきました。
特に北欧で愛されている青や紺といった色は、日本人にも馴染みがあり、多少大胆な柄でも使いやすいのではないでしょうか。青・紺を基調とした中に、差し色として鮮やかな赤や黄色、ピンク、オレンジなどを入れるのも、北欧を感じさせる色使いです。カフェカーテンやテーブルセンターの他、炊飯器など家電の目隠しとして用いてもよいでしょう。他にも調味料を並べた小棚に敷いたり、スプーンなどよく使うカトラリーを置いたりして、インテリアにしてしまう方法もあります。
キッチンマットに北欧テイストを取り入れたい場合は、できるだけすっきりとした色合いで、大胆なデザインのものを選びましょう。モノトーンの幾何学模様や大きな水玉模様、ストライプなども北欧らしさを感じさせます。もう少しやわらかい印象にしたいときは、樹木など自然をモチーフにしたデザインでもよいでしょう。
また、手軽に北欧テイストをキッチンに取り入れられるアイテムとして、ペーパーナプキンもおすすめです。ファブリック類より値段もリーズナブルで、北欧雑貨を取り扱うお店以外でも手に入ります。
毎日使うキッチンで過ごす時間をより楽しいものにするために、北欧風の洗練された心地よい空気感を取り入れてみてはいかがでしょうか。