使いやすいトイレットペーパーホルダーの取り付け位置
トイレットペーパーホルダーを自分で取り付ける際に、使いやすい位置の決め方を知らないと、少々不便なトイレになってしまうかもしれません。
そこで、実際にトイレットペーパーホルダーの使いやすい位置を確認する方法を紹介します。
トイレットペーパーホルダーの位置
トイレットペーパーが取り出しやすいのは、便器に座ったときに自然と手の届く位置なので、近すぎても遠すぎても使いにくくなります。そのため、トイレットペーパーホルダーの位置は一般的に、床からおよそ70cm、トイレットペーパーホルダーの中心と便器の先(丸くなっている部分)の部分が10cm程度離れた壁が適しているとされています。
また、片手でトイレットペーパーをとることを想定する方も多いのですが、紙がなくなったときに両手で取り替える場面も考えておくとよいでしょう。
どうしても場所が決められないという場合は、実際にトイレに座った状態で位置を決定するか、家族に手伝ってもらいましょう。家族全員の使用しやすい位置を平均とするのもおすすめの方法です。
手すりやリモコンをつける場合
トイレットペーパー以外に、手すりや温水洗浄便座等の操作盤をつける場合は、取り付ける順序を考える必要があります。まず手すり、その次にトイレットペーパーホルダー、最後に操作盤の取り付け位置を決めるのがおすすめです。
手すりがなければトイレに座ったり立ったりすることが難しい方の利便性を考えて、手すりの位置を最初に決めます。将来のことを考えて手すりを設置する場合は、高齢者になったつもりで取り付けるとよいでしょう。一般的に、手すりは便器の先から30cm、高さ75cmあたりが適していると言われています。
操作盤は壁のあいている場所で手の届く範囲に取り付けるか、トイレットペーパーホルダーをつけた反対側の壁に取り付けるようにします。反対側につける場合も、同じように手の届く範囲を考えるようにしましょう。
トイレットペーパーホルダーの取り付け方
トイレットペーパーホルダーを自分で取り付ける場合は、最初に壁を確認してください。乾式壁(石膏ボードなど)・湿式壁(壁土など)によって取り付け方が異なります。特に湿式壁は通常の取り付け方では対応できないケースがあります。その際は特殊なネジやボルトが必要になりますが、トイレットペーパーホルダーに付属していない場合もあるので、購入前に必ず確認しておきましょう。
取り付け方ですが、まず取り付ける前に、棚の取り付け位置を鉛筆などでマークしておきます。そして、その印に合わせて、ネジをつける位置に穴をあけます。最後に、トイレットペーパーホルダーをネジやボルトで取り付ければOKです。
取り付けが終わったら実際にトイレットペーパーをつけて、紙を取り出してみましょう。グラグラしていないか、使いにくくないかをもう一度確認しておくと安心です。
トイレットペーパーホルダーの取り付け位置は、自然と手が届く範囲が最適ですが、人によってその位置は変わります。
実際に便器へ座ってみて、家族や自分たちの将来のことも考えながら、使いやすい位置がどこなのかを、手すりや操作盤と合わせて検討してみるとよいでしょう。