簡単にできる!ペットの抜け毛対策
毛が生え変わる犬猫などのペットを飼っている方の中には、一年中抜け毛に悩まされている、という人も多いのではないでしょうか。
ペットの毛は人の髪の毛と違いとても軽いので、空気中に舞って、衣類やカーテン、タオルなどあらゆる場所に付着します。ペットの抜け毛掃除のポイントを知り、毎日の掃除の負担を軽くしてみませんか?
ペットの抜け毛はなぜ起こる?
犬や猫など、毛が生え変わる動物は通常、春と秋に換毛期を迎えます。個体の種類によって毛の抜ける量が少なかったり、時間をかけてゆっくり抜け替わったりする場合もありますが、基本的には夏と冬、それぞれに適した毛の役目が終わると、大量に抜け落ちます。完全に室内で飼育している場合は、季節を体感しにくいので換毛期が定まらず、一年中毛が抜けるケースもあるようです。
毛は軽く、空中に舞うので、ホコリを引き寄せ、そのまま放置するとノミやダニの住みかとなってしまいます。また、ペットの体に抜け毛が絡まったままだと、毛玉や皮膚トラブルの原因にもなります。ペットは抜け毛の量をコントロールできないので、定期的にブラッシングをして取り除けば、日々のお掃除対策にもなります。
ペットの抜け毛と家電のメンテナンス
家電のフィルター等に付着した抜け毛は、そのまま放置しないようにしましょう。抜け毛についたペットの汗や皮脂が酸化して雑菌が繁殖するため、嫌な臭いが発生する原因になります。
特に掃除機やエアコンは内部で熱を発生させるため、なかなか臭いが取れません。フィルターは定期的にチェックし、こまめに清掃するようにしましょう。
ペットの抜け毛はほうきを使わずに掃除!
抜け毛はとても軽いので、部屋の隅に溜まっていきます。ペットの抜け毛を効率よく取り除くためには、掃除の基本どおり、部屋の隅から真ん中へ、高いところから低いところへ、という流れで作業を進めていきましょう。
フローリングの場合
フローリングの場合は、ほうきを使ってしまうと床に落ちた抜け毛がまた宙に舞ってしまうので、吸着ローラーやペーパーモップなど、抜け毛をしっかりキャッチする使い捨てのアイテムがおすすめです。
カーペットを敷いている場合
カーペットを敷いている場合は、抜け毛が内部に入り込んでしまうため、掃除機を使用します。最初に粘着ローラーなどで表面についた毛を取り除き、仕上げに掃除機を使います。
抜け毛は、目についたときが掃除のタイミング。掃除アイテムを、すぐに手に取れる場所に待機させておきましょう。
ペットの抜け毛と家具の関係
ペットのいる部屋に設置している家具を見直してみるのも、抜け毛対策のひとつです。
たとえば布製のソファは抜け毛が絡まりやすいので、合皮やレザー製に替えると掃除が楽になります。また、ソファには脚をつけ、床から少し浮かせておくと、ペーパーモップや掃除機がかけやすくなります。
居間にペットがいる場合は、食器棚や冷蔵庫の裏、壁のクロスにも抜け毛が溜まっていきます。軽い家具はローラーを設置したり、隙間をつくったりしないように配置するのもおすすめです。
ちょっとした工夫で、日々の負担は軽減できます。ぜひ試してみてください。