天井のお掃除方法は?手が届かなくてもきれいにできる!
掃除の際、つい忘れがちなのが天井です。よく見るとホコリやたばこのヤニ、調理油やカビなどで意外に汚れているものです。手が届かない場所であるため、掃除の難易度が高いと思われますが、放置するわけにはいきません。正しい方法を知り、きれいな天井を目指しましょう。
天井掃除に必要な道具と前準備
まずは掃除用品を用意しましょう。掃除機に加えて、ハタキや、雑巾などを装着するタイプのフローリング用ワイパーが重宝します。マイクロファイバー素材の布は、ホコリを取り払うのに便利です。手が届きにくい場所なので、脚立もあるとよいでしょう。
次に、汚れに合った洗剤を用意することがポイントになります。天井にはさまざまな汚れが混ざっています。頻繁に掃除をするのが難しい箇所であるだけに、一度の掃除でできるだけ多くの汚れを取り除きたいところです。
汚れの種類に合わせた洗剤を、うまく使い分けましょう。油汚れには重曹やセスキ炭酸ソーダ、たばこのヤニには中性洗剤、カビならカビ取り剤とエタノールなどが有効です。これらの商品は、ホームセンターや100均などでも手軽に手に入れられます。
天井の掃除方法その1 ホコリを落とす
最初に、ホコリを取り払う必要があります。ホコリがたまっている状態で洗剤を使っても、その効果は半減するからです。脚立を使って天井に近づき、ハタキではらい落としましょう。ポリプロピレン製のハタキなら、静電気でホコリを集めるため、飛び散りにくくなります。天井のついでに、エアコンや照明器具のホコリも落とすのがおすすめです。
ホコリがかからないよう、下にある家具やものはあらかじめ移動させておいたり、ビニール袋をかけたりしておくとよいです。なお、どうしてもホコリが舞うのは避けられないので、換気をし、マスクも装着しましょう。下に舞ったホコリは、天井をきれいにしたあとに掃除機で吸い取ります。
天井の掃除方法その2 汚れの種類別 掃除法
ホコリを落としたあとは、掃除用洗剤またはアルカリ電解水をつけた布で汚れをこすります。手が届かなければ、フローリングワイパーを使うとよいでしょう。天井で特に厄介なヤニの汚れも、この方法である程度落とせます。オレンジオイル配合の洗剤を使うのが有効です。汚れが落とせたら、水拭きをし、さらに乾拭きをして作業は完了です。
なお、ヤニは時間が経てば経つほど落ちにくくなっていきます。その場合は、セスキ炭酸ソーダを水で溶いたペーストを使ってこすります。たばこを吸う人がいる家では特に、天井をこまめに掃除しましょう。
キッチンの天井についた油汚れやお風呂場の天井についたカビなどの掃除には、重曹が効きます。ペースト状にしたものを布につけ、フローリングワイパーなどにつけて汚れをこすってみてください。
仕上げに水拭きをして洗剤を落とし、乾拭き仕上げをする点は他の汚れの場合と同様です。お風呂場の場合は、最後にエタノールをかけておくとカビを防止してくれます。いずれの場合も高いところの作業なので、目に入らないように注意する、誰かに脚立を押さえてもらって作業をするなど、安全面には気を配りましょう。
天井の掃除は難しそうに思える上、見逃しがちでもありますが、定期的に掃除をすることで汚れがひどくならず、きれいな状態が保てます。汚れに合った洗剤を使って、正しい方法で掃除していきましょう。