コラム

リノベーションでインダストリアルな空間を目指そう

リノベーションで「インダストリアル」な空間を作ることがお洒落感度の高い人達から注目を集めています。洗練された部屋作りを行うにはどのようなコツがあるのでしょうか?

インダストリアルとは

インダストリアルは「工業的」という意味を持つ単語です。インテリアにおける「インダストリアルな空間」とは無骨でありながらも重厚感のある、洗練されたデザインの空間を指します。お洒落なカフェやレストランの内装でも多く見かけることがあるでしょう。

無機質さの中に柔らかさをプラス

インダストリアルな空間の共通点は「シンプルであること」です。極力無駄なものは置かず、装飾も最低限に留めます。テーブルなどの家具では直線的なデザインが好んで使われる傾向にあり、壁や天井はコンクリートを打ちっぱなしにしたような作りが人気です。
しかし、ひたすらシンプルにするのではなく、「椅子は丸みのあるデザインを選ぶ」「グリーンを一点飾る」というようにポイントとして、柔らかさを取り入れると良いでしょう。

色味や素材にこだわって

壁や天井はグレー系に統一し、家具はウッド調にするというデザインもインダストリアルな空間によく使われるコーディネートです。「壁にグレーを入れるなんて部屋が暗くなりそう」と思うかもしれませんが、グレーには空間を上品に見せる効果があります。壁のグレーと、ウッド調の家具を組み合わせることで、ヴィンテージ感も演出できるでしょう。比較的築年数が古い家をリノベーションするときにも、インダストリアル調との相性はバッチリです。

家具にこだわるとさらに感度の高い空間を作ることができます。決して高価な家具を買う必要はありません。クッションやブランケットなどのファブリック類を化繊素材から麻素材に変えるだけでも、部屋の印象は変わります。また、机や椅子、棚の足部分の色や形を統一すれば、まとまりが出て洗練された印象となるでしょう。小さな部分を工夫するだけでも、インダストリアルな空間に近づかせることができますよ。

仕切りや壁は極力取り除いて

リノベーションの最大の良さは、空間全体を丸ごと自分好みのデザインにできることです。これを活かさない手はありません。不要な壁や扉は思い切って取り除いてしまいましょう。同じ広さでも、仕切りや扉は少ない方が部屋は広く見えますし、部屋の奥まで自然光も入りやすいので一石二鳥です。

開放感のある空間を活かして家族団欒を楽しむも良し、ホームパーティーを開いて友達と賑やかに過ごすも良し、空間の使い方は自由です。インダストリアルデザインは、お洒落なだけではなく、暮らしやすい空間を演出してくれるでしょう。

「家ごと自分好みの場所にしたい!」そう思っている人に、リノベーションはとてもおすすめです。開放的でシンプルな空間がお好みの場合は、インダストリアルデザインを取り入れてみてはいかがでしょうか?

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